MDE/ACCDEファイルの作り方
NO | 内容 | 分類 | 発行日 |
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vol102 | MDE/ACCDEファイルの作り方 | アクセス(Access)全体 | 2010年1月 6日 |
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
今回は、
「MDE/ACCDEファイルの作り方」
についてお話したいと思います。
あなたが、アクセスで作ったプログラムをユーザーに配布する場合、どのようにしていますか。
拡張子が、MDB(アクセス2000/2002/2003)やACCDB(アクセス2007)のまま配布していますか?
MDBやACCDBだと問題がある場合があります。
- フォームやVBAのプログラムをユーザーが修正することができます。
フォームのデザインを修正して間違った処理になったら大変です。
- 他の人に、フォームのデザインやVBAは見られてしまう。
例えば、社外の人にコピーされて使用されてしまうなどの問題があります。
そのために、アクセスには、ユーザーがフォームやVBAの修正ができないようにアクセス2000/2002/2003ではMDEファイル、アクセス2007では、ACCDEファイルを作ることができます。
テーブルやクエリは見ることができますが、フォームやレポートはデザインを見ることはできません。
拡張子がMDE、ACCDEになります。
作成のやり方を説明します。
■1.アクセス2002/2003
- ツール/データベースユーティリティ/データベースの変換でアクセスのバージョンを選択します。
最初は、データベースは2000になっていますので、アクセスのバージョンをあわせます。
- 変換するファイル名を入力します。
- 警告が表示されます。
例えば、
ファイル形式を変換すると他のユーザーと共有できなくなりますと表示がでます。
「OK」をクリックします。
- 表示しているアクセスを閉じます。
- ファイル形式を変換したアクセスのプログラムを開きます。
- ツール/データベースユーティリティ/MDEファイルの作成をクリックします。
- ファイル名を入力します。
拡張子がMDEになっていると思います。
- 「保存」をクリックします。
- MDEファイルが作成されています。
このとき、注意点があります。
アクセスのプログラムのファイルサイズが小さいときはMDEは問題なく作成できるのですが、サイズが大きくなるとエラーがでる場合があります。
その時は次のコンパイル作業を(5)の後に行ってください。
- ツール/マクロ/Visual Basic Editorをクリックします。
- デバッグ/<プログラム名>のコンパイルをクリックします。
- アクセスを閉じます
- 「保存」します。
- 再度、コンパイルされたアクセスのプログラムを立ち上げます。
続けて(6)からの作業をおこなってください。
MDEファイルが作成されます。
次がアクセス2007でのやり方です。
■2.アクセス2007
- データベースツールタブ/ACCEの作成をクリックします。
- 必要であればファイ名を変更してください。
拡張子はaccdeになります。
- 「保存」をクリックします。
- アクセスを終わって再度立ち上げます。
立ち上げるとセキュリティに関する通知が表示されます。
「開く」をクリックしてください。
アクセス2007では、コンパイルの必要はないようです。
それにしても2000/2002/2003と2007で使い方が異なるのは本当にいやですね。
オフィス2010で改善されるのでしょうかね。
参考にしてください。
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