クエリの抽出条件の設定
■「クエリ」の「抽出条件」について説明します。
■「クエリ」では、いろいろな条件で抽出することができます。
覚える項目は、4つあります。
- まず、抽出条件を設定する場所です。
- 複数項目の抽出条件を入れる方法
- 次は入れる内容です。(比較演算子)
- 応用です。(ワイルドカード)
■1.まず、抽出条件を入れる場所です。
以下のクエリを見てください。

項目(フィールド)の下の「抽出条件」の所へ条件を入力します。
文字は、そのまま入力しても自動的に「”」がつきます。
入力した条件のデータが抽出されます。
■2.複数項目の抽出条件を入れる方法
次に、複数項目で抽出条件を入力する場合は、2つのやり方があります。
- 1つは、「And条件」です。
- 2つめは「Or条件」です。
「And条件」は、ある項目の条件かつ違う項目で抽出します。
全部の条件に合ったものが抽出されます。
同じ列に入力します。
「Or条件」は、ある項目または違う項目で抽出します。
どちらかの条件にあったものを抽出します。
異なる列に入力します。
上の例は、「Or条件」です。
「And」と「Or」を両方使って複雑な抽出も可能になります。
■3.次は入れる内容です。(比較演算子)
そのまま、入力するとその入力項目と同じものが抽出されます。
その他では、
比較演算子 | 意味 | 例と意味 |
---|---|---|
< | より小さい | <2000 2000以下 |
> | より大きい | >2000 2000以上 |
<= | 以下 | <=2000 2000を含んでそれ以下 |
>= | 以上 | >=2000 2000を含んでそれ以上 |
<> | 含まない | <>2000 2000以外のデータを抽出 |
Between | 範囲 | Between 1000 and 2000 1000から2000まで1000と2000は含む。 |
などです。
■4.応用です。(ワイルドカード)
最後に、抽出条件で便利な機能があります。
「ワイルドカード」というのもです。
例えば、「顧客マスタ」があったとします。
その中に「住所」の項目があり、いろいろな顧客の住所があったとします。
この中から、
例えば「東京都」の「足立区」の住所の顧客を抽出したいときはどうしますか?
ここで便利なものが「ワイルドカード」です。
「住所」のフィールドに「like "*足立区*"」をつけて抽出すると「足立区」の入ったデータが全部表示されます。
「like」と「*」を使用します。
「*」は、何でもいいよという意味です。
「足立区」の前と後ろは何でもいいデータを抽出せよ。
ということです。
この機能は良く使いますので覚えていた方が良いです。
●「Access(アクセス)のクエリの使い方」の関連ページです。
|
[マイクロソフトアクセス(Access)活用法(ホームへ)]
09:582302